Case1.

異物を誤食し腸閉塞を起こした犬の一例

【 症 例 】

フレンチブルドッグ   オス  5歳

2日前から吐き気と食欲がないとのことで来院しました。
もともと痩せていたが更に痩せてきたとのこと。
過去に毛布を食べて胃切開を行ったことがあるが、今回は心当たりがないとのこと。

腹部超音波検査検査で大きさ2.0cmの球形の異物が腸にあることが分かったので、これが腸に詰まってしまい、嘔吐の原因になっていると診断しました。

手術を行い、十二指腸に詰まった異物を腸切開を行い取り出し閉腹しました。
写真は腸に詰まっている異物(スーパーボール?)の写真と摘出したものの写真

術中写真

摘出した異物

異物による腸閉塞は飼い主さんが自覚がないことが多く、気づかないうちに食べているケースが多く、気をつけておかないと、今回のように2回、3回と手術を受けることになるため十分に注意していただくことが重要です。